電車、バスの中での勉強

電車やバスで通学している高校生は、一日のうちの少なくない時間を通学のために使ってしまいます。 みなさんは、電車やバスの中で何をしていますか。景色を見る。他の乗客を観察する。寝る。スマホで遊ぶ。 漫画を読む。色々ありますが、やはり高校生なら勉強に使うべきでしょう。

電車やバスでの通学時間ほど英単語や熟語の暗記にふさわしい時間はありません。 「降りる駅に着くまでにこの5単語を憶える。」というふうに目標を決めて取り組んでみましょう。 1日に往復で10単語、1週間は土日を除いて5日、1年は夏休み冬休みを除けば、45週間、10×5×45=2250単語。 つまり、1年間で「英単語ターゲット1900」が余裕でクリアできるわけです。もちろん、これは少し虫のいい計算です。 実際には、最初の頃に憶えた単語を忘れてしまったりするでしょうから、繰り返しが必要になります。 しかも、他にも暗記することはたくさんあるでしょう。 しかし、これだけの時間をただボーっとして過ごすのはとても勿体ないことだというのは確かですね。

私の場合、英単語・熟語の学習だけでなく、長文読解にも通学時間を活用しました。 辞書を使わずにとにかく読む。分からない単語は文脈から推測して読む。 1ページ読んだら訳を読んで自分の解釈が正しいか確認する。 読むことに疲れたら、そのときこそ、外の景色を眺めたり、人間観察して休憩します。 これを1年も続けると、もう英文を読むことには何の抵抗もなくなります。 我ながら有意義な時間の使い方をしたと思います。あなたも是非お試しあれ。